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東野圭吾ミステリー おすすめ本・DVD紹介TOP > 東野圭吾 文庫本 > 11文字の殺人 東野圭吾著
原作:東野圭吾
出版:光文社(文庫本)332ページ
発売:1990/12
「気が小さいのさ」あたしが覚えている彼の最後の言葉だ。
あたしの恋人が殺された。
彼は最近「狙われている」と怯えていた。
そして、彼の遺品の中から、大切な資料が盗まれた。女流推理作家のあたしは、編集者の冬子とともに真相を追う。
しかし彼を接点に、次々と人が殺されて…。
サスペンス溢れる本格推理力作。
レビュー1
タイトル買いして読んだ昔の東野圭吾作品。
二時間ドラマっぽいな、と思いながら読み進めることが出来た。
最初から疑わしい人ばかり、それでいて真犯人は?と正にテレビ向きな内容で東野圭吾ワールドにプカプカと浮遊しているとあっと言う間にエンドロールって感じ。
昔の作品、今の作品と読み比べても大きな作風の変化がない分いつの作品読んでも東野圭吾作品はそこそこ楽しめるという点で☆が五個。
レビュー2
1〜4作を全て密室トリックで通して来た東野圭吾は、5作目にあたる本作「11文字の殺人」で初めてそこから離れました。
密室に代わるものとしてアリバイ・トリックが使われています。
しかし、このアリバイ・トリックはさほど気合の入ったものではなく、むしろトリッキーな作風から離れて人間心理のみに焦点を当てる作品を書いたと言うべきでしょう。
犯人の動機のみならず、犯人を殺人へと追い込んだ人々の側の事情もうまく描かれています。
たいていの推理小説では悪人は一人しか出て来ません。
殺人者が悪人か、殺人者を殺人へと追い込んだ者が唯一の悪人です。
中には悪人が一人も出てこない推理小説もあるくらいです。
ところが本作「11文字の殺人」では大部分の登場人物がなんらかの意味で“悪”なのです。
しかし、読者は彼らを単純に糾弾することはできません。
彼らの“悪”は私たち誰もが抱えているような性質のものだからです。
その点を突いたこの作品「11文字の殺人」は、非常に読後感が悪く、“ドキリ”とさせられます。
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